かねてから会派の議員さんたちから開港寸前の新北九州空港や道路アクセスの整備状況を確認したいとの希望が出されていました。
消防航空隊のご協力でその希望が実現することになり、今日、消防ヘリコプターにちょっとだけ乗せていただくことになりました。(もちろん消防業務に支障のないことが前提です。)
航空隊が置かれている現北九州空港に集合し2班に分かれてフライトへ。曇天というあいにくの天候で、道路アクセスの状況は見ることはできませんでしたが、着々と整備される新北九州空港の様子や海上での位置関係などは、やはり百聞は一見にしかず、大いに参考になりました。
もう10年数年前のことですが、私は京都市で消防ヘリコプターに乗ったことがあります。北九州市の消防ヘリを導入しようという時に、その参考として実際に見学に行き、乗せてもらったのでした。
その時に比べてもヘリコプターの性能もぐっと良くなりました。
北九州市のヘリはフランス製、本来は14人乗りの中型機です。機動力も力もあり消防ヘリとしてはちょうど良い機だそうです。時速は新幹線以上、藍の島など離島などへも数分、福岡市でも15分で到着します。
海難や山岳遭難、急病人の搬送をはじめ、震災や火災などの際、カメラの映像など的確な情報収集に威力を発揮する頼もしい存在です。
ただ問題は、ヘリコプターは航空機であるため機体の整備などが法的に定められ、年間約60日以上フライトが出来ないことです。
昨年の福岡西方沖地震の際にも初期の情報収集で消防ヘリは大きな成果を上げたそうですが、突然の震災にせっかくのヘリが飛べないのでは困りますね。
すでに2機体制をとっている福岡市との協力体制はとられていますが、同時に震災にあった場合や福岡の機体が飛べない場合は動きがとれません。
そこで私はこの間ずっと「2機目の消防ヘリ導入を検討すべきだ」と主張してしてきました。空港の開港で消防隊が移転する新北九州空港内の基地にはもう一機格納するスペースが空けてありますが、なにしろ1機8億円もするものですから簡単ではありません。防災に救急に、大いに活躍する消防ヘリコプター2機目の導入については、今後ともねばり強く働きかけていきたいと思いました。
写真は、消防ヘリ、機内の様子と整備が進む新北九州空港。