世良俊明が所属する北九州市議会建築消防常任委員会が開催され、脳しんとうなどへの対応の充実を求める陳情134号の審査のほか、熊本地震にかかる北九州市の支援状況の報告がなされました。
陳情審査では、スポーツ時に衝突で意識を失った場合など、脳しんとうを起こして重大な結果を招く場合があることなどから、ラグビー協会などが「ポケットSCAT2」として、症状による脳震盪を疑い対応する注意を呼び掛けていますが、こうした啓発活動は必ずしも全国的に浸透していない現状があります。
陳情は、救急救命士などに「ポケットSCAT2」を携行させるようなどを求めているものですが、救急救命士はその資格条件からこうした知識はすでに身に着けており、むしろ教育現場など、一般市民に広く啓発していくことが重要であるとの立場から議論しました。
脳しんとうにつながる事態をどう予防するか、受傷した人へのケアのあり方などは大事な課題ではあり、今後も継続して検討していきます。
熊本地震への北九州市の支援状況については、主に所管の建築局・消防局の支援内容を中心に報告がなされました。
4月27日現在、北九州市からの支援のうち、人的な支援は緊急消防援助隊129名のほか、災害派遣医療チーム(DMAT)34名、上下水道局55名など18件のべ436名となっています。
北九州市では、今後も一定期間継続支援が必要だと判断したことから、改めて「平成28年熊本地震北九州市支援本部」を設置し、4月25日に市長以下関係局長と、市議会の正副議長、会派代表などとの合同会議を開催。今後も必要な支援を継続していくこととしています。