統一地方自治体選挙前半戦は4月12日に投開票。私の地元・小倉北区では、異常ともいえる低投票率(31.15%)の下、民主党・原田ひろし候補が8,356票を獲得。共産党候補との接戦を制し、三期目の当選を決めました。
私自身、前回に引き続き選対本部長を仰せつかっており、厳しい選挙情勢に気をもむ日々でしたが、何とか議席を確保できてホッと肩の荷を下ろし、安堵している状態です。この間、お寄せいただきました皆様の温かいご支援に心より御礼申し上げます。当選御礼のご挨拶は、ネット以外では公選法上許されておりませんので、大変恐縮ですが、この場をお借りして、まずは一言深く感謝申し上げる次第です。本当にありがとうございました。
ただ、お隣の小倉南区では仲間の「いずみひでお」県議を失いましたし、若松区でも現職の「野村陽一」県議を失いました。ともに共産党の女性候補に敗れました。
さらに、門司区では急速に支持を広げていた「畠山めぐみ」候補ですが、議席獲得には到りませんでした。残念で仕方ありません。
全国的にも、私の親しい仲間たちはそれぞれ健闘してくれましたが、自民・公明の堅調さに比較して、民主党への逆風は依然として収まっていないことが明らかになったと感じています。
私自身、機会あるごとに何度も党内で「民主党が、国民をどのような社会へと導くのか、ビジョンをもって語り、それを実現する能力を改めて身につけているのだということを、説得力ある形で示すことができなければ、支持率は回復しない。統一地方自治体選挙の前に、明確な形で示されなければ地方選は敗北する」と訴えてきました。しかし、実行されないまま、この結果を招いたのです。
安倍政権を批判するのは結構。この政権に、勤労者・生活者の将来を託すことはできないと、私も思います。でも批判だけでは、共産党とどこが違うのか。自民党とは違う次の社会への道筋を具体的なロードマップで示し、現実的に政権を担いながらそれを実現する実力があるのだと言うことを、改めて民主党が示すことができなければ、支持率の回復はとうてい見込めません。そのことを民主党首脳は肝に銘じるべきではないか。
このままズルズルといけば、来年の参議院選挙も同様の結果を招くでしょう。
国民のために働ける有能な同志を、むざむざ失う訳にはいかない。民主党首脳の猛省と果敢な取り組みに期待したいと思います。