下の娘が中学校を卒業してすでに9年目ですが、中学校のPTAのメンバーが毎年集まって懇親をするOB会がすでに6年続いています。こんなに続いているOB会は珍しいのだそうです。今年も楽しみにして出かけました。
というのも当時の校長先生や現役の先生方も出てこられるので、今だから話せる裏話や教育現場の実態などもお聞きできるものですから。
今日もいろいろなお話をききしました。今から30年ほど前の中学校では、中学校でガラスが割られるのは日常茶飯事、教師のけが人も絶えず、指導も夜中まで続くのが当たり前などとても荒れていたこと。それに比べれば今はずいぶんと落ち着いていること。それでも、生活指導の先生はこの10年ぐらいでも大いに苦労が絶えなかったことなどなど。先生方がいまでも日常、生徒指導のためにとても苦労されていることなど、改めてお聞きして頭が下がりました。
ちょうど市内S小学校の金銭をたかるいじめ問題が伝えられていたのですが、こうした問題の際校長先生の対応の仕方について議論となりました。先生方は一様に「校長に問題のすべてが伝えられている訳ではない。不明なものは不明と述べるべきだろう。」とのお話でした。
お聞きしながら「実際に子どものことを学校がどれほど日常的に把握しうるのだろう。とても忙しい先生方の現実と、日常の問題に気がつかない学校へのいらだちを募らせる保護者や社会とのギャップを痛感しました。我々はもっと学校現場の実情を正しく把握して判断しなければならないのではないか」そんなことを感じました。