今年は、北九州市が誇る俳人・杉田久女の没後70年という節目の年です。
毎年、久女の命日である1月21日に、小倉北区の圓通寺で行われる「久女忌」では、今年は久女研究の第一人者である坂本宮尾さん(東洋大学名誉教授)をお招きして講演会を開催することになりました。お時間がお許しになる方は、この機会にぜひお越しくださいませ。
この講演会は北九州市の協力で実現するもので、昨年12月の市議会で北橋市長は、我が会派の浜口恒博議員の質問に「杉田久女没後70年の節目に、全国的な評価の高まりを受けて、すぐれた作品の世界をさらにPRする杉田久女顕彰プロジェクトを実施したい」と答弁していました。
北橋市長は、杉田久女が今なお歴史にのこる俳句の第一人者であることを市議会でも披露するなど、その顕彰に熱心に取り組んでいます。
市では今後さらに文学館文庫での『久女文集』の発刊や、官民共同による「まち中での情報発信」を実現できる施設の開設も視野に入れて検討することとしています。
久女忌の当日次第は次の通りです。
【日時】平成28年1月21日(木)
①久女忌 10:00~10:30 圓通寺 会長・来賓挨拶、読経、献花、献句
②講話会 10:45~11:45(予定) 於 圓通寺
講師 俳人 坂本宮尾氏
(東洋大学名誉教授)