3月5日午後、立憲民主党の岡田克也幹事長が来北し、小倉南区での県議予定候補・田中まさおみさんへの激励につづき、門司区・おがたふみのりさん、若松区・やまもとこういちさん、八幡西区・岩元かずよしさんへの激励を行いました。
岡田幹事長は、国会での取り組みについて、原発問題などエネルギー問題、安保防衛費問題、子ども政策の3点に触れて訴えました。
特に子育て政策について「10年前に、自民党・公明党と私たち旧民主党とで約束していた予算3000億円で保育士配置基準の改善を行うことは、その後の自公政権でずっと放置されてきた。実施されていたら、もっと子どもたちの現状は違ってきていた」と述べて、子ども予算増額の具体化を政権に迫っていくことを表明しました。
保育の質と安全性を向上させる保育士配置基準の改善は、私たちの切望している重要な子ども政策の柱の一つです。
ぜひ国会や立憲民主党本部での取り組み強化を図り、実現して行こうではありませんか。
岡田幹事長来北の様子は、以下、立憲民主党HP記事をご覧ください。
https://cdp-japan.jp/news/20230305_5553?preview=b28b239c3af53b8c7d4520e08c59331624a363fb
岡田幹事長の言う「約束」とは、2012年の消費税増税時点で、子ども子育て支援新制度を導入する中で必要な予算1兆円のうち、7000億円の増税分以外の予算3000億円分のことで、この中で、保育士配置基準の改善がうたわれていました。
実は、北九州市では、すでに北橋市政下の平成23年(2011年)7月から、1歳児の保育士配置基準について、児童6人対保育士1人を、5人対1人に独自に改善しています。子育て日本一を目指した北橋市長二期目の公約によるもので、保育関係者等からは全国的にも高く評価されてきました。
北九州市が配置基準の独自改善を進めようとしていた当時、まず予算額の大きい1歳児の改善から進めて、その後、国の予算措置が進むなかで、さらに4・5歳児の改善を実施することができるのではないかと考えていました。
しかし、自公政権は、結局、予算措置を放置、積み残したまま今日に至っています。政府・与党の責任は重いと言わなければなりません。
一方で、野党・立憲民主党(旧民主党を含めて)側も、この課題を子ども政策の中の最重要課題として、10年間、政府に実現を迫ってきたのかと言えば、正直、私は確信をもって「そうです」と申し上げることができません。
立憲民主党内の議論も、主に首都圏・大都市圏での「待機児童解消」の要望にとらわれすぎて、全国の保育現場で起きている保育の質の劣化や安全の見落とし対する懸念の声を聞き逃してきたのではないかと考えています。
とはいえ、今回の街頭演説で、立憲民主党の岡田幹事長が改めて「保育士配置基準の改善」を訴えられたことを、私は高く評価し、ぜひ今後の国会では、改善の道筋と必要予算の確保についての方針を示したうえで、早急な実施を政府に強く迫る取り組みを進めていただきたいと願っています。