一陽来復、少し遅くなりましたが、皆様新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
毎年、明けて二日頃には、初もうでを兼ねて新年の小倉城を眺めに妻と一緒に歩いて出かけるのですが、はて今年はどうしたものだろうかと思案した上で、人の混雑を避けながら、やはり少し歩いてみようということにしました。
二日は、少し寒い日でしたし、コロナ禍の下で人の出は少なく、普段のお正月とは思えない佇まいでした。
それでも、水堀からすっと立ち上がった小倉城の石垣は美しく、400年の歴史を偲ばせます。
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』も、もうすぐ終了しますが、芦田愛菜さんの細川ガラシャが、ようやく登場してクライマックスに向かいます。
小倉城を築城した細川忠興がやってきた時には、ガラシャさんはすでに亡く、小倉に住むことはありませんでしたが、忠興はガラシャを偲ぶ「ガラシャ祭」を切支丹方式で毎年実施したと記録されています。
大河ドラマを機に、コロナ禍が治まった後の小倉城に、今年は多くの人々がお越しいただければ嬉しいことです。
5日には、地元の城井崇衆議院議員と、小倉駅前交差点で、新年のご挨拶活動を行いました。
この交差点では、城井代議士も長年、街頭演説を行ってきたのですが、最近、近隣のホテルから「まだおやすみのお客様の妨げになる」とのお話や、やはり近くにお住いの住民の方からも「ちょっとマイクの声が・・」などのお声があったため、マイクでのお訴えは遠慮して、二人で手を振ってのご挨拶を続けた次第でした。
北九州市の新型コロナ感染症は、全国の傾向と同様に、年明け6日に新規感染者が過去最多となるなど、年末からの人の動きに伴う市中感染の拡大が懸念されています。
昨年12月に発生した集団感染では、その45%が医療機関と福祉施設でおきており、飲食店関連は20%であったと政府の委員会が報告したことが報道されていましたが、この点、北九州市では、昨年、障がい者施設などでのクラスターが発生して厳しい状況となりましたが、医療機関や高齢者施設でのクラスターの発生は、何とか抑制されているという現状があります。関係者・市民の皆様の感染防止へのご努力に敬意を表します。
今後、昨年12月市議会で議決した補正予算による高齢者・障がい者施設スタッフ・入所者全員のPCR検査の迅速で着実な実施と併せて、陽性者確認後の関係機関の機敏な対応が、必ず効果を発揮するものと期待しています。
こうした中で、やはり何よりも重要なのは、私を含め、市民の皆様による感染防止への更なる注意深い取り組みだと思います。
マスクの着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスの確保など、自分でできる最善の取り組みで、何とかこの冬の厳しい時期を乗り切ってまいりましょう!