なぜ国会議員だけで代表選出?民主党代表選(その1)

事実上、次の首相を決めることになる民主党代表選挙が、どうやら8月29日に行われそうになってきました。
先にも述べましたように、私は立党当時からの民主党員ですが、今回の代表選挙でも、またも一票の投票権もないという状況です。
私たちの選挙区で、その投票権を持つのは福岡10区選出の衆議院議員・城井崇さんということになります。
そこで今日は、城井議員が10区の代表としてどのような態度で代表選挙に臨もうとするのか、彼の意見を聞き、また私たちの率直な気持ちを伝えながら、少しでも民意を反映した代表選挙となるように願って、常任幹事レベルでの意見交換会を開きました。
参加者はそれぞれ、ご自分の率直な思いをのべ、有意義な会になったと感じました。
私からは、まず今回の代表選挙がまたも地方の意見を取り入れることなく国会議員のみで投票が行われることに「強い違和感を持っている」と述べました。
「時間がなく政治的空白を作りたくない」というのが、国会議員のみによる代表選挙実施の理由だということですが、例えば各県から少数の地方代議員に投票権を与えることや、私のような民主党公認の地方議員に投票権を与えるのは、簡単にできることです。工夫すれば、政治的空白を作らずに民意を集める工夫はできるはず。その努力が不足しています。
そもそも民主党には、地方の声や議員の意見を集約する基本組織が存在しません。(例えば自民党では「地方組織・議員総局」、公明党では「全国地方議員団会議」などがあります。)
つまり地方議員や地域の声を吸い上げるシステムが欠けており、このことが国政が民意から離反していく背景となっていると感じています。
全国の地方議員は機会あるごとにこれらの声をあげつづけていますが、新しい党の代表はぜひこうした意見を考慮して、代表選挙のあり方や、地方から現場の声を吸い上げる組織体制の整備に取り組んでほしいものです。(続く)

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