核兵器廃絶へ慰霊の日

長崎市への原爆投下から64年。小倉北区勝山公園では恒例の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が開催され、世良俊明も参加しました。
大規模な武器製造工場(旧陸軍小倉造兵廠)があった小倉は、長崎原爆の当初の投下目標でした。八幡空襲の煙などもあって天候悪化のためB29爆撃機は長崎にむかい原爆を投下したのです。
犠牲者は今日までに約15万人を数えます。
北橋市長は、市長選挙の公約にもとづいて高齢化する遺族などの配慮し、式典が行われる勝山公園内の慰霊碑や長崎の鐘を移転整備してバリアフリー化したほか、昨年から平和祈念式典を市が共催することで継続実施するとともに核廃絶平和を願う取り組みの充実をはかってきました。
前日の8日には、長崎市で開かれていた第7回平和市長会に、北九州市長としては24年ぶりに参加し「核兵器廃絶に取り組むナガサキ・ヒロシマ議定書の採択に賛同する」と述べました。
この日、北橋市長は平和市長会議に参加したことを報告すると共に、今後も核兵器廃絶平和を願う取り組みを進めてきたいと挨拶しました。
原爆が投下された午前11時2分には、参加者全員で黙祷をささげ、犠牲者を追悼するとともに、静かに非核平和への祈りを捧げました。

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