民主政令市政策協第9回総会

民主党に所属する政令指定都市の市議会議員が毎年研修や意見交換を行う「民主党政令指定都市政策協議会」(会長・前島浩一神戸市議)の第9回総会が、7月23日24日の二日間の日程で、北九州市のリーがロイヤルホテル小倉で開かれました。

第23回参議院選挙直後の開催とあってちょっと心配しましたが、全国から20都市90名弱の議員の仲間たちが北九州市においでになっての総会となりました。

総会では、来賓として民主党本部から新設されたばかりの自治体局長・古本伸一郎衆議院議員のほか、参議院選挙福岡県選挙区で議席を確保した民主党「野田くによし」さんの他、民主党福岡県連代表の大久保勉参議院議員、藤田一枝前衆議院議員、城井崇前衆議院議員がかけてつけて挨拶や激励を行いました。

古本自治体局長は「民主党に対するご批判はたくさんあろうが、要は政策を最も大事にして結集するかだ。政策作りで政令市の議員さんたちの活躍は不可欠であり、今後とも連携しあって取り組みたい」と挨拶しました。

今回の総会では、北九州市開催ということで、世界の環境首都をめざす北九州市の取り組みを知りたいとの協議会役員会等の要請で、北橋健治北九州市長が「北九州市・新たな成長へのチャレンジ~誕生から50年を迎えた北九州市のこれから~」と題して講演しました。

北橋市長は、市制50周年を迎えた最近のトピックスから話を開始し、グリーンアジア国際戦略総合特区などを活用した北九州市の新たな成長にむけた取り組みのほか、行財政改革、安全安心、こども高齢者がいきいきと暮らせるまちづくりなどのテーマで、約1時間にわたって講演しました。講演を聞いた参加者からは『わかりやすく示唆に富んだお話だった」と好評でした。

総会では、一年間の経過報告、新年度活動方針や役員案などが論議され、それぞれ決定されました。 

「ネクストリアリティの視点を持って政策実現を」

地元選出ということで、私は今回の総会の議長を仰せつかりました。せっかくの機会でしたので、議長降壇の際、一言ご挨拶させていただきました。以下、要旨。

「この6年半の北橋北九州市政の経験を通じて、私は、私たちの政策が、まず一歩先を見つめるネクストであると同時に、それは現実的で実行可能であること、つまり政策にネクストリアリティがあることが最も重要なのではないかと感じてきました。

民主党政令市の仲間の皆さんは、日頃の活動を通じて、そのことを十分に理解されておられる訳ですが、この間のわが民主党中央の政権運営にはこうした観点に欠けるところがあったのではないかと感じています。

だとすれば、私たち民主党政令市政策協議会が、こうしたネクストリアリティの観点から、これからも政策提言を行いながら、積極的な活動を行うことが、いままさに重要なのではないかと思っております。

本日は、民主党政令市の仲間たちがこのように意気軒高で、これからも結束して、市民が共に生きる幸せな社会づくりに邁進しようという決意を固めあったという意味で、大きな意義ある総会となったと感じております。本日御参加の皆様の、今後ますますのご活躍とご健勝をお祈りしてご挨拶といたします」

総会後の意見交換会では「ネクストリアリティの観点というのはそのとおりだ。自分たちもその言葉を使っていく」「良い挨拶でしたね」など、思わぬご評価をいただき恐縮してしまいました。

翌24日は午前中に、参加者が「東田地区のスマートコミュニティ創造事業」「若松エコタウン・地域エネルギー政策」「門司港レトロ地区のまちづくり」コースの三班に分かれて市内を視察。

私は、三つのコースで最も参加者が多い東田地区コースに同行させていただきました。

大変暑い日で、札幌市や仙台市などからの参加者もおられ、口々に「暑いねえ、よくこんな暑さでくらせるねえ」など冗談も交わしながらの視察でしたが、地域節電所や低炭素の街づくり、北九州市の公害克服の歴史など、熱心に視察されていました。

総会・研修・視察と合わせ、今後の皆さんの活動にお役に立てたとすれば、この上ない喜びです。ご参加の皆様、大変ご苦労様でした。

(写真は、東田コースでの視察のもよう。)


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