ゴミ減量検証する委員会を設置-市議会はじまる

今日から市議会12月定例会。(12月と言うにはちょっと早い開会ですが)今議会の焦点は家庭ゴミ指定袋の値上げ問題に競輪事業の民間委託問題、国民健康保険制度の改訂、委託施設の指定管理者の指定といったところでしょうか。今日はこれら提案議案に対する質疑が行われました。
このうちゴミ袋の値上げ問題では、市長はじめ市当局は答弁で、指定袋の大(45リットル)1枚現行15円を50円に、資源化袋を12円にするとの案を正式に示しました。大1枚60円、資源化袋15円という当初原案を「値段を下げられないかという市民や議会の声を反映して、減量効果の失われない範囲で変更した」(環境局長)ものです。
また、当初は廃プラスチック分別開始を袋の見直しから約1年遅れで実施としていたのを「習熟期間も必要だ」として、袋の値段の改訂と同時実施とすることも表明しました。
さらに制度見直し後、ゴミ減量の効果を検証する市民も参加した委員会を設置すること、具体的データを示した年次レポートを発行する意向であることも表明しました。
袋価格の値下げと併せて我々が求めてきた内容について、市当局からの答弁が具体的になされ始めていると言うことが出来ます。(詳しくは私の市政レポートNO2、NO3をご覧下さい )明日以降の質問にも注目していきましょう。
競輪事業の包括的民間委託問題では、多くの議員から「従事員の雇用確保」についての要望がなされました。当局は「労組と誠実に話あっていく」と述べただけでしたが、350人の雇用について「知らない」ではすまないことは当局も理解しているはずです。
競輪事業が民間委託されたとしても一定数の従事員は必要とされます。出来るだけの雇用確保を要請すると同時に離職する方々への仕事の斡旋も含めて不安のない対応を、私もさらに求めていきたいと思います。
国民健康保険制度については、やはり保険料の値上げが予想される世帯への「経過措置」のありかたについて質疑がなされました。保健福祉局長は「医療費の額など変動要素もあり、具体的な内容は来年度予算で示したい」との答弁にとどまりました。今議会では「市県民税方式から所得比例方式への変更、応能応益割合の変更」を内容とする条例改正にとどまりますが、経過措置を含めさらに検証すべき課題は残ります。今後も関心を持って論議していきたいと思います。
明日も、市議会は本会議。一般質問が6人、午後5時過ぎまで続きます。

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