大人の本

夏の光

 この夏、大学時代の友人たち10人ほどで京都旅行をしました。保津川下りの舟ではしゃぎ、嵐山渡月橋の上を浴衣がけで夜風に吹かれながらそぞろ歩きをしたりしました。知り合ってからもう35年以上にもなるのです。京都の町を歩く友人たちは、みんなあの頃...
こどもの本

11ぴきのねこと あほうどり 

これまで馬場のぼるさんの絵本をご紹介していませんでしたね。そこで今回は「11ぴきのねことあほうどり」を。 いつも楽しい11ぴきのねこたちがコロッケ店を開店。最初はどんどんコロッケをつくりますが、だんだんと売れ残り、ねこたちは残ったコロッケを...
大人の本

テムズのあぶく

あなたは最近、中高年をテーマにした小説、それもすてきな恋愛小説が出始めていると思いませんか?今日のこの一冊、ロンドンはテムズの河畔・ドックランドがその舞台...(何だか「美の巨人たち」小林薫さんのナレーションのような感じ?!)物語は、ロンド...
こどもの本

ある島のきつね

先日の市長選挙最中の門司港での出来事です。北橋健治さんの選挙カーで私が街頭演説をしていたところ、おばあさんがすぐそばに立っておられました。私が話し終わったとたんに、私の手を取って(所属する団体が推薦しているので)「お話には聞いておりましたが...
大人の本

花はさくら木

先日、九州国立博物館で開催されていた「若冲と江戸絵画」展を見に行きました。江戸中期に独創的な世界を切り拓いた伊藤若沖の絵をぜひ見たいと思っていたので、4万3千個のマス目で描かれた「鳥獣花木図屏風」やユーモラスな「猛虎図」などに出会って感激し...
こどもの本

「モンテ・クリスト伯」

 19世紀初めのフランス・マルセイユ。周りの陰謀で監獄シャトーディフに投獄された無垢な青年エドモン・ダンテスが、同じく投獄されているファリア司祭と出会い、あらゆる教養を身につけて14年後に脱獄。モンテ・クリスト伯と名乗って、自分を獄に落とし...
大人の本

美酒楽酔「飲めば天国」

新しい年が明けてお屠蘇でお祝いをされた方も多いと思います。そこで今回はお酒の本のご紹介を。この本のもともとの出典である『世界の名酒事典』が世に出たのは今から30年前だとか。次第に円高がすすみ、世界からいろいろな種類のお酒が輸入され始めた時期...
こどもの本

コーギビルの村まつり 

昨年でしたか、NHKテレビで「ターシャ・テューダー 四季の庭」という番組をみました。90歳になる絵本作家ターシャ・テューダーの自宅で、四季をつうじた美しい庭と、自然に寄り添いながら暮らすアメリカの19世紀的ライフスタイルを描き出した興味深い...
大人の本

あなたの中のサル 

今年は戌年なのに、のっけからサルのお話で恐縮です。私が子どもの頃『がんばれゴンベ』という園山俊二さんのマンガがありました。お山からでてきた子ザルが、人間社会に暖かく包まれて暮らす楽しいマンガが大好きでした。ゴンベくんは日本猿の設定でしたが、...
こどもの本

さすらいの孤児ラスムス

かつて岩波少年少女文学全集というシリーズが発刊されており、その中の何冊かは子どもだった私の大切な本だったことは、以前のこの欄でも申し上げたかのではないかと思います。 その中で、最も印象深く私の思い出に残っている作品の一つが『さすらいの孤児ラ...
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