大人の本

大人の本

名城・小倉城の全貌『小倉城と城下町』発刊。書店でも購入可です

近年は知る人ぞ知る「お城ブーム」。北九州市小倉北区の小倉城にも市の内外から多くの観光客がお見えになるようになりました。 そこで、小倉城周辺エリアをさらに魅力ある観光・文化の名所にしようと、平成28年度から3年をかけて「小倉城周...
大人の本

『ネットは社会を分断しない』(田中辰雄・浜屋敏、角川新書)

ICT社会が到来し移動体通信では5Gの世界に入ろうとしていると言われます。こうした中では、ネットやいわゆるSNSの比重もますます大きくなりそうです。 しかし私自身は近年、ネットやSNSというものに対して、次第に白けた見方をしてきた自分がい...
大人の本

『暗幕のゲルニカ』 原田マハ著 新潮社刊

ピカソの作品「ゲルニカ」は世界で最も有名な絵画のひとつでしょう。 1937年4月、スペイン内戦でフランコ反乱軍を支援するナチスドイツがスペインバスク地方の中心都市ゲルニカを無差別空爆。その惨状を主題にピカソが制作したことはあまりにも有名で...
大人の本

『風花帖』 葉室麟 

江戸時代後期の文化  年に起こった小倉藩のお家騒動いわゆる「白黒騒動」を題材に、直木賞作家・葉室麟さんが書き上げてくださったのが、本作品『風花帖』(2014年)です。 昨年10月には、朝日新聞出版から文庫版として刊行されました。解説は、...
大人の本

『書店主フィクリーのものがたり』

すっかりデジタルの時代とはいえ、書店でインクのにおいに包まれながら、本を手に取ってどんな内容なのか探る楽しみは、何物にも代えがたいものがありますね。 私の子どものころ、町には小さな本屋さんがあって、狭い入り口から入っていくと、奥のほうに...
大人の本

天に星 地に花

先日、出身高校の同窓会に、本当に久しぶりにでかけました。 今をときめく時代小説作家・葉室麟さんや、今回作品を取り上げる帚木蓬生さんは、同窓です。 葉室さんは同学年のはずなのですが、失礼ながら在学中の記憶がないので、同級生の何人かに...
大人の本

「ひみつの王国」 評伝 石井桃子

クマのプーさんやピーターラビット、うさこちゃんなど、子どもの本に登場する主人公たちに、子どもの頃から親しんできた方も多いことでしょう。 でも、これほど多くの子どものための作品群を翻訳・紹介し世に送り続けた石井桃子という人物像について...
大人の本

『鳥類学者 無謀にも 恐竜を語る』

かつてマイケル・クライトンの『ジュラシックパーク』を読んでいて、その最後のシーンで、復元された恐竜たちが「渡り」を待って並んでいるというシーンが描かれていたと記憶しています。 恐竜が鳥の子孫であることを示唆していて「渡り」の結果、復...
大人の本

「パンとペン 社会主義者・堺利彦と売文社の闘い」黒岩比佐子

もう30年以上も前に、当時、福岡県京都郡豊津町にあった「堺利彦顕彰記念館」を友人たちと訪れたことがありました。大変小ぶりな施設で、中には堺ゆかりの品や原稿などがひっそりと展示してあったと記憶しています。(現在はみやこ町歴史民俗博物館に当時...
大人の本

『愛しの座敷わらし』

座敷わらしは東北地方の民家に住むというこどもの妖精。宮澤賢治の作品や柳田国男の『遠野物語』などにも出てきますが、悪いことをするのではなく、座敷わらしの住む家は繁栄し、いなくなると没落するのだとか。その座敷わらしが現代の家族の前に現れたとした...
タイトルとURLをコピーしました