75年目の長崎原爆忌 今年は独自に長崎市に向かって黙とう

今年2020年の8月9日は、75回目の長崎原爆忌となりました。
毎年この日には、北九州市でも小倉北区の中心部・勝山公園の慰霊平和祈念碑前で「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が、原爆被害者の会と市の共催で行われています。
私も毎年、式典に伺って黙とうし、献花・献水・点鐘をしてきたのですが、今年は新型コロナウイルス感染症対策により参加人数を絞り込むこととなり、北九州市議会からは正副議長のみの参加となりました。

2019年の平和祈念式典のようす。

そこで今年は、原爆投下時刻の午前11時2分に、地元から独自に長崎市の南西方向をむいて黙とうを捧げました。

知られているように、戦時下の小倉は兵器や弾薬を製造する「陸軍小倉造兵廠」がおかれた軍都でありました。
テニアン基地を飛び立った米軍B29爆撃機「ボックスカー」の原爆投下第一目標は小倉市でしたが、当日の悪天候により目標を変更して長崎市に投下したのでした。
こうして北九州市は「準被爆都市」としての歴史を大事にしながら、毎年、慰霊の日を迎えています。平和祈念式典には、毎年、広島・長崎両市長からのメッセージも届きます。

自らが被爆2世でもある北橋健治市長は、平成22年に北九州市として「北九州市非核平和都市宣言」を実施、長崎市などが呼びかけた平和首長会議に参加したほか、青少年ピースフォーラムなど長崎市民との交流のほか、「嘉代子桜・親子桜」の小中学校への植樹など、様々な平和への取り組みを進めています。

(仮称)平和資料館展示のイメージ図、陸軍小倉造兵廠のプロジェクションマッピングなども構想されています。

また現在、北九州市では「戦争の記憶の風化が懸念されており、本市に関係する戦争の記憶を後世に伝える」ため、新たに(仮称)平和資料館の設置にむけて準備が進められています。
同資料館については、令和2年度は、建設予定地の造成、施設の設計や展示内容の検討を進め、令和3年度に竣工を予定しています。

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