心配な院内感染の発生。なかなかゼロには・・・。

6月19日に北九州市で確認された新型コロナウイルス新規感染者は4人でした。
このうちお二人は、6月18日に陽性と報告された80歳代の男性が入院されていた市内の医療機関のスタッフで、濃厚接触者でした。ともに無症状で自宅待機中とのことです。
このケースは患者さんが医療機関を転院されたのちの検査で陽性が確認されたケースだと報告されていたので、転院前の病院で院内感染が起きていないかと心配していたのですが、心配が現実になりました。拡大していかないことを願いたいと思います。

この間、北九州市では「救急搬送を契機に感染が探知された症例」などでのクラスター(集団感染)の発生が続きました。
「新型コロナウイルス感染症が疑われない状況下で、患者から職員、職員から患者への伝播が起こった。(厚生労働省クラスター対策班暫定報告)」のでした。
今回のケースも、当初は感染が疑われなかった症例だと思われ、医療機関で新型コロナウイルスの感染を完全に防ぐのが、いかに難しいかを表しているものと言えるでしょう。

北九州市内の感染状況は、引き続き落ち着いており、6月19日現在、入院患者も18人と減少が続いていますので、当面、医療崩壊の心配もないことに変わりはありません。
とはいえ、なかなか新規感染者がゼロにはなってくれない状況の中で、6月19日から外出自粛など市民への要請事項が全般的に解除され、北九州市でも「新たな日常」がはじまりました。街中の人出も多くなっているような気もします。
より一層、感染予防を強く意識しながら、引き続き我慢の毎日が続いていきます。

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