熊本県南部で豪雨災害。北九州市からも応援開始

この時期に毎年のように発生する梅雨末期の豪雨災害が、7月3日深夜から4日午前にかけて熊本南部地域で発生し、行方不明者や心肺停止状態の被災者等が多数発生していると報道されています。
当地の観測史上最大という降雨量は、線状降水帯が形成されて短時間で500ミリを超えたとされ、中心を流れる球磨川が一気に増水して何カ所も氾濫したようです。まだ被害の全容もわかっていないようですが、相当甚大な豪雨災害になると思われます。
すでに自衛隊の災害派遣も開始され、関係自治体の消防組織なども懸命の活動を展開されていますが、何よりもまず一人でも多くの方の救命救助が進むよう心から願ってやみません。

北九州市消防局も、総務省消防庁の要請により、すでに7月4日午前中には、緊急消防援助隊として指揮隊4人を派遣したのにつづき、午後には指揮隊、消火隊、救助隊など計27人を派遣しました。
また上下水道局からは、3トン給水車2台のほか、6リットル給水袋2000個などの救援物資を伴った6人の職員を派遣しています。
2次災害などの危険も伴う活動ですが、支援活動に携わる皆さまには、ぜひ気を付けながら頑張っていただきたいと思います。
今後、関係機関の要請なども踏まえて、本市でもさらなる支援の検討をしていくことになります。

3年前の九州北部豪雨や2年前の西日本豪雨などでも観たように、この時期の線状降水帯が、どこにかかってくるかは、地球規模の気象条件からは、ほんの少しの誤差程度にすぎません。まさに他人ごとではなく、私たちも、改めて自分のこととしてとらえながら、命を守る災害対策を進めてまいりましょう。

 

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